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幼くして母親に捨てられ、父親も知らずに育ったストリートキッズのマイク(リヴァー・フェニックス)。
過度の緊張や興奮状態に陥ると眠ってしまう睡眠発作症(ナルコレプシー) という病を抱えながら、男女問わず相手をする男娼として日銭を稼ぎ暮らしている。 一方、裕福な家庭に生まれ現役市長を父に持つスコット(キアヌ・リーブス)。 しかし、その家を飛び出しマイクらと共にストリートで暮らしている。 ある日、親友同士の二人は、幼いマイクを捨てて家を出ていったマイクの母親を探すため バイクにまたがり旅に出る・・・。 この映画は高校生の頃、キアヌ・リーブスのファンになりはじめの頃に観た映画。 レンタルビデオ店に並ぶ、当時はまだ少なかった彼の出演作のなかでも、 リバー・フェニックスとのダブル主演でとても気になっていた作品。 けれど、最後の最後に観た映画。 なぜ最後の最後に観たのか? それは、お楽しみを最後にとっておいたから。 では無くて・・。 以前に観たことがあるという友人の、 「あれは単なるホモビデオ」 という一言のせい。 おかげでビデオを手に取るたびにその言葉が頭をよぎり、 棚に戻しては別の映画を借りて帰る。 ということを何度も繰り返した。 主演二人やストリートキッズたちのファッションは今見てもホントにカッコイイし、 英国ノートン社の黄色いタンクのバイクには今も憧れている。 ストリート仲間や旅の途中で出会う人物は変わり者ばかり、 貧乏人も金持ちもどこか汚らしくて、匂ってきそうなほど生々しい。 カルバンクラインのパンツを見せびらかして自慢するアホにも、 人生を感じさせるほどリアリティを感じる。 皆、人間臭くて可笑しい。 もしかしたら僕のような友人の呪いの一言がなくても、 男娼として暮らすストリートキッズの話と聞いて、 ゲイやホモセクシャルに焦点をあてただけの映画だと誤解される人もいるかもしれない。 けれど、この作品は特別に同性愛を描いた映画ではなく、 そんなのはこの作品が語る様々な愛の形のうちのひとつにすぎない。 それらの根っこは同じものなのでは?と考えさせられる映画でした。 何度観ても胸にくる 特に好きなシーンを二つ。 焚き火を囲み マイクがスコットに向かって、 「・もっと話しがしたいんだ・・」 と告げるところで胸が熱くなり。 マイクが兄の目を 真っ直ぐに見つめながら、 「・知っているぞ・・」 と、ある告白をするシーンで胸が潰れる。 この映画は最初、 嫌悪感を覚える人もいるかもしれない。 僕も強烈に惹かれるのと同時に嫌悪感もありました。 でも、見終わるとまるでおとぎ話のように感じる不思議な作品。
by cinefoot
| 2006-01-16 22:32
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