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ごくごく平凡な主婦・片倉スズメ(上野樹理)
ダンナさんは外国へ単身赴任中。 毎日、亀のカメ太郎にエサをやる事が日課の平々凡々とした日々。 ダンナさんが、ほぼ毎日かけてくる国際電話の話は、飼っている亀の心配ばかり。 同じ日、同じ病院で生まれた時からの親友クジャク(蒼井優)は、 スズメとはまるで正反対。 奇抜で突飛でダイナミックで、スケールがデカくて、なおかつセンスがいい。 二人が住む町の住人も何やらクセのありそうな人たちばかり。 頻繁に海外旅行にでかける豆腐屋。 ぬるぬる好きな最中屋。 ラーメンはそこそこのくせに、抜群に美味いエスプレッソをだすラーメン屋。 妙にキレのあるダンスを踊るパーマ屋。 イカめしのホルマリン漬けを大事にしてる水道屋。 公園のベンチで7年以上、蟻にエサをやり続けているお婆さん。 亀と蟻の違いこそあれ、、同じように毎日亀にエサをやっている自分の将来を、 スズメはそのお婆さんに見る。 そういえば最近、 自分の存在感がどんどん薄くなっていってる気がする・・。 『このままでいいのか?』 そんな思いを抱くスズメは、ふとしたはずみで見つけた、 “スパイ募集” の広告に思わず電話をかけてしまう。 そして、電話で指定された場所へ向かうと、そこは小さな安アパート。 出てきたのは、無職のシズオ(岩松了)と 商店街のアナウンス嬢をしているというエツコ(ふせえり)のクギタニ夫妻。 二人はとある国のスパイだという。 とにかく目立たないことが最上とされるスパイには、 どこにでもいそうで、何をやっても目立たない、平凡な主婦スズメはうってつけ。 文句なしで合格、即スパイ決定。 二人は戸惑うスズメに活動資金だと言って、強引に500万円を持たせる。 こうして、ごくごく平凡な主婦スズメのスパイ生活が始まる・・・。 自分では普通と思っている事も、 他人から見たらおかしなことなんていくらでもある。 何が普通かは、 きっと、人それぞれ違うはず。 平凡な自分、平凡な毎日、平凡な人生。 なんか良い事無いかなー。面白い事ないかなー。 毎日、そう思いながらも、何かをガラッと変えるには、 大抵の場合それなりのリスクがついてくる。 『確実に失う物』と『もしかしたら手に入るかもしれない物』 それらを秤にかけると、変化を求めても実行に移すことはなかなかに難しい。 主人公のスズメも、平凡ながらも安定した生活を投げ打ってでもと、 スパイの生活を求めたわけではない。 スズメは常々、平凡な毎日を楽しくしようと、日々努力をしていた。 いや、努力というよりも工夫。 で、その過程でスパイ募集の広告を見つけ、 スパイってどんなんだろう? なんか面白そう、ちょっと変わった自分になれるかも。 その程度の軽い気持ち。 でも、主人公スズメがスパイになって、まず何をしろと言われたかというと。 『普通にしろ』 平凡から抜け出したくてスパイになったのに・・。 スパイは目立ってはいけない。 今まで通り、普通に生活しろ。 しかし、普通にする。ということを意識した時点で、 もう普通じゃないから。 「えーっと、あれ?普通ってどうだったっけ?」 意識してやろうとすると、これが意外と難しい。 平凡が取り柄のスズメでも難しい。 そこで、クギタニ夫妻がスパイとしての目立たない生活をレクチャーする。 たとえば、 ファミレスで、ウェイトレスの印象に残らないメニューを選んで注文する。 誰にも怪しまれないように、スーパーの買い出しは3000円。 高すぎても安すぎてもダメ。 それ以外にも日常に潜む些細なことで、なかなか気付かないようなこと。 かといって、知っても役に立たないことを教えてくれる。 たとえば、細菌研究に使われるような危険なウイルスはどうやって運んでいるか。 かりんとうを一晩水に浸けておくとかなりヤバいことになる。など。 それにしても、このクギタニ夫妻を演じる岩松了さんとふせえりさん。この二人の掛け合いがとにかく面白い。細か〜いニュアンスでいちいち笑わせてくれる。こちょこちょっと軽〜く脇腹をくすぐられるような可笑しさ。もう、画面に映ってるだけでオカシイ。 もちろん、この二人以外もアジのある人だらけでたまりません。 監督と、この作品のキャスト数人がかぶっている『時効警察』というドラマも、 やはり同じ笑いのツボを押してきて非常に面白かったです。 あのドラマが好きな人はこの映画も必ずハマります。 この映画のスゴいのは、荒唐無稽で細部にも凝りに凝りまくって、 まともな人物なんて誰も出てこなくて何もかもユルい。 なのに、きちんとつぼを押さえてまとまっている。 三木聡監督本人は、この話は、日常のちょっとした小ネタに気付くとどうなるか? を描いてみた、デタラメでなんらリアリティのない映画。 と言っているので。そんなつもりはまったくないのかもしれないけれど。 この映画を見終わると、ごっそり肩の力が抜けて、なぜか前向きになってる。 映画に限らずですが、 “人を笑わせたい、人を楽しませたい” その思いが最高のメッセージだと僕は思います。 ということで、 ここんとこ何だかちょっとつまんない。そんな時はユルくてカワイクて楽しい、 この脱力映画をぜひ観て下さい。 #
by cinefoot
| 2007-03-11 21:43
韓国のとある巨大マンション。
ここでは最近、犬の失踪事件が相次いで起こっている。 そのマンションに住む大学の非常勤講師のユンジュ。 同期たちが順調に出世していくなか、 世渡り下手な彼は、なかなか教授のポストにつけない。 当然たいした稼ぎはなく、 生活費は二つ年上の奥さんが稼いでくる。 まったく頭の上がらない奥さんのお腹には、 もうじき生まれてくる赤ん坊がいる。 自分が不甲斐無いせいとはいえ、 毎日、奥さんに冷遇され見下されて、 居心地の悪い日々を送っているユンジュ。 そんな彼のささくれだった神経を、 キャンキャンとうるさい犬の鳴き声が逆撫でする。 その鳴き声はいったいどこから聞こえてくるのか? 見回してみても、巨大なマンション内でこだまして反響し、 発信元の見当がつかない。 しかし、マンション内を歩いていると、 偶然、一匹の子犬を見つける。 その子犬をすばやく捕まえると、 マンションの地下室に閉じ込めてしまう。 そのマンションの管理事務所で働く、 女子事務員のヒョンナム(ぺ・ドゥナ)は、 刺激の無い退屈な日々をクロスワードパズルで埋めながら、 無気力に過ごしている。 ある日、事務所に小さな女の子が訪ねてきた。 手には『迷い犬を探しています』という張り紙の束。 その大量な張り紙一枚一枚に承認のハンコを押しながら、 女の子の話を聞いてやるうち、すっかり女の子に同情し、 ヒョンナムは女の子の代わりに張り紙を貼って、 犬を探してあげる約束をする。 これをきっかけにして、ヒーローになることを夢見るヒョンナムは、 無気力から一転、鼻息も荒くやる気満々。 犬を閉じ込め、ようやく静かな生活を手に入れてホッとするユンジュ。 しかし、また、どこからかあのうるさい犬の鳴き声が聞こえてくる。 慌てて辺りを見回すと、 キャンキャンと鳴きわめく犬を、 大事そうに抱えたおばあさんが見える。 それは、さっき自分が捕まえた犬とはあきらかに違う犬。 ふと見ると廊下には、『迷い犬を探しています』の張り紙。 犬の特徴 “声帯手術をしているため、ほえない” そこに映っているのは自分が地下室に閉じ込めた犬。 とんだ犬違いに気付き、大急ぎで地下室へ走る。 しかし、なぜか子犬が居ない。焦るユンジュ。 そこへ、人の足音が近づいてくる、慌てて近くにあったタンスの中に隠れる。 そして、そのタンスのすき間からユンジュが見たものは・・・。 僕は、犬を飼っています。 今の犬は二匹目で、 以前、飼っていた犬はシェルティで、 現在、飼っている犬もシェルティです。 シェルティの正式名は、シェットランド・シープドッグといい、 見た目は、大きくならない名犬ラッシーです。 以前、飼っていた犬は数年前に亡くなってしまいましたが、 その時は、本当に悲しくて、家族を失った時と同じくらい辛かった。 映画のなかで、迷い犬のチラシを持って事務所を訪れる小学生の女の子が、 「犬が見つからなかったら、心配でご飯も食べられなくて、 私は死んでしまう」と、脅しのような台詞を吐きますが、 その気持ちがようく分かります。 そんな犬好きにとって、 『良いのか。これ・・』と思ってしまう、 ショックなシーンがいくつか出てきます。 心臓の弱い犬好きの方は、ご注意下さい。 心臓の強い犬好きの僕でも見ていて思わず「うぉっ」と声を出してしまったシーンもあるくらいです。 犬好きじゃない方にはどうだかわかりません。 以前から、中国では犬を食べる文化があるのは知ってましたが、 韓国でもそういう文化があるのでしょうか? この映画ではそのように描かれていて驚きました。 しかし、この映画の不思議なところは、 残酷なシーンでひいていながらも、 なぜかそこで笑わせられてしまうところ。 でも、笑ったあとに若干の自己嫌悪がついてきます。 犬好きならばなおさらです。 言い忘れていましたが、これはコメディ映画です。 しかし、ホラー映画のようにも見えます。 ところどころで、やたらと恐怖をあおってくるのですが、 お隣りの国、韓国の作品だからでしょうか、 日本のホラー映画にも似た、じめじめと湿った恐怖であおってきて、 それが異様に不気味で怖い。 こんなに怖くする必要ないだろ、と思うくらい無駄に怖い。 でも、それもまたこの映画の魅力のひとつです。 出世レースに命を賭ける立派な大人たち。 男女格差と夫婦の絆と愛情。 無気力に時間を潰して生きるように見える若者たち。 それでも時に熱く、力一杯の友情。 大げさに言えば生きる目的とは何か? を、描いているのかいないのか? 本当はコメディのふりしたホラー映画なのか? やっぱり、ただ犬を追いかけてるだけなのか? 何ともつかみ所が無い不思議な映画で、 しかも、ちょっと泣けたりもします。 ちなみに邦題の、 『ほえる犬は噛まない』は、 「口やかましい者ほど、実行が伴わない」 という意味のことわざだそうです。 しかし、これは英題の『Barking dogs never bite』を直訳したもので、 元々の韓国題は、なんと『フランダースの犬』です。 監督が日本のあのアニメからそのまんまとってつけたそうです。 劇中ユンジュが、この映画の逆説的な象徴として、 あの懐かしいアニメソングを熱唱します。 ということで、実のところ犬はこの物語にとってそんなに重要ではないです。 なので犬好きじゃない方も積極的に、 ぜひ、この妙な映画を味わってみて下さい。 噛めば噛むほど違う味がする。 そんな映画です。 #
by cinefoot
| 2007-03-03 02:42
アメリカ、シアトル。
落ちぶれた元海軍兵士の父と暮らす青年ザック・メイヨ(リチャード・ギア)。 早朝、薄暗い部屋で、小さい頃の自分を思い出している。 母親は幼い自分を一人残して、自らの命を絶ってしまった。 そして、当時フィリピンに赴任していた父の元へ行く。 母が自殺をしたのは、この父の不誠実さが原因。 父はザックの面倒を見るのを嫌がるが、 ザックは元いた場所には絶対に戻りたくないと言い張る。 そうして、父子は仕方なく一緒に暮らし始める。 ザックはどちらかと言えば、ひ弱な少年だった。 振り返ってみても楽しかった思い出は無い。 ふらふらと寝ぼけながら起きてきた父に、 これから海軍の士官訓練学校へ入学し、将来は士官になってジェット機に乗ると告げる。 父は鼻で笑い、お前は俺と同じで士官の器なんかじゃないからやめろと言う。 ザックは答える、 『ぼくに敬礼するのが嫌なんだろっ、それが本音だろっ』 そう吐き捨てて玄関を出る。 父はその背中へ待てよと言いすがり、ザックの名を叫ぶ。 しかし、ザックは振り返ることなく去って行く・・・。 旅立ち。 初めての旅立ち。 初めての旅立ちと言えば、やはり家出ですね。 ということで僕の初めての家出。 それは真夏の日差しがとても強い土曜日のこと。 九歳の僕は腹ぺこで小学校から帰って来た。 たまたまウチに遊びに来ていたばあちゃんに、 『焼ソバU.F.O作って!!』と言って、 二階の自分の部屋にあがった。 数分後、『出来たで〜』という声に、 僕は台所へ飛んでいった。 しかし、ばあちゃんの作ってくれた焼ソバU.F.Oの様子がおかしい。 麺にいつもの濃厚なソースの色がほとんど付いていない。 うっすら茶色に染まった程度。 『ばあちゃん何したっ?!』 『何って、お湯入れて三分経ったからお湯捨てたんやで』 『ばあちゃんソースはっ?!』 『入れたで、お湯と一緒に』 『なっ?!なんでお湯と一緒に入れんのんっ!! お湯捨てて、後から入れんねんでっ!!』 『そうかいな。 せやけど、ばあちゃん作ったことないさかい、よう分からへんわ。 ほやから、さっきばあちゃん分からんでって言うたやんか。 ほんでも、これ普通のソースかけたら食べれるやろ?あかんか?』 『そんなん・・そんなんあかんわっ!そんなんU.F.Oちゃうわっ!! ・・・・、もうええわっっ!!』 その当時、焼ソバU.F.Oが大好きだった僕の口の中は、 もう完全なU.F.O限定スタンバイ。 それ以外は受け入れられなかった。 僕は、泣きながら短い廊下を走りぬけ、開けっ放しの玄関から裸足で外へ飛び出し家出をした。 でも、飛び出した瞬間、しくじったと思った。 裸足で立つ真夏のアスファルトはめちゃくちゃ熱い。 けど、イキオイ良く飛び出した手前引き返すのはカッコワルイ。 だから、チョコチョコとつま先立ちで日影を選んで走って とにかく家から離れた。 足の裏を火傷しながらも、なんとか家から一番近い公園に着いた。 そこは背の高さほどのフェンスの向こう側に狭いけど芝生があった。 芝生の真ん中には、芝生立ち入り禁止の立て看板。 その、立ち入り禁止の看板の向こうに水まき用のスプリンクラーがあり、自動で水を撒いている 僕は迷う事なくフェンスを乗り越え芝生を突っきり、 立ち入り禁止の看板を無視し、回るスプリンクラーを手で止めて、 熱々に焼けた足の裏に水をかけて冷やした。 芝生に寝転がって足の裏でスプリンクラーを操りながら、 ついさっきの出来事を思い返した。 アスファルトの熱さのせいで、逆に冷静になっていた僕は、 すっかり後悔と反省モードになっていた。 確かにばあちゃんは作ったことがないと最初に言ってた。 ただ単に自分で作るのがめんどくさかった僕は、 作り方がわからないばあちゃんに押し付けた。 ばあちゃんが言ってたとおり普通のソースをかければ普通に食べれた。 冷静に考えると、どう考えても自分が悪かった。 なのに、怒って飛び出した。 『はぁ・・、なんでいっつもこうなんやろ・・・』 すぐにカッとなって、少し時間が経つとそんな自分に落ち込む。 そして同じ事を繰り返す自分に腹が立つ。 自分で自分が嫌になって、もう最悪な気分。 反省はしてる。でも、帰れない。 かといって、立ち入り禁止の芝生にいつまでも寝転んではいられない。 けれど、裸足で熱々のアスファルトを歩いて遠くへ行くのは無理。 悩んだ末に出した答えは、 “自分の家から自分のビーチサンダルを盗む” それから、どこか遠くへ行こう。 ちゃんと家出をしよう。 そう決めて、熱い道路をつま先立ちで家へと向かった。 家の前まで来ると玄関のドアは、まだ開けっ放しだった。 足の裏がちりちりと焼けるのを堪えながらそっと家に近づく。 居間にいるばあちゃんから見えないように、 身を低くして四つん這いになって進む。 ゆっくりと玄関のドアのとこまでやってきた。 開け放したドアから玄関に上半身が侵入した。 そのまま、ぐうっと手を伸ばし、自分のビーチサンダルをつかんだ。 その瞬間。 『あんた、何してんの?』 ビーチサンダルをつかんで四つん這いのまま顔を上げた。 いつのまにか帰っていたおかんが廊下に立っていた。 奇妙な格好でビーチサンダルをつかんで固まっている僕を見て、 半笑いでおかんは言った。 『足、洗ってから上がりや。たこ焼き買うてきたで』 『・・ぉ・おん・・・』 僕は、たこ焼きも大好物です。 それから、足を洗って、ばあちゃんに謝って、たこ焼きを食べて。 火傷した足の裏にオロナインを塗った。 そうして、誰にも家出と気付かれぬまま、 僕の初めての旅は三十分で終わりました。 “愛と青春の旅だち” 超有名な名作です。 しかし、超有名な名作だからこそ、実はちゃんと観たことがない。 という人は意外と多いのではないでしょうか? この作品に限らずですが、これくらい有名な作品は、 昔から多くの人がテレビや雑誌で紹介したり書かれていたりするから、 いつのまにかストーリーも見所もほとんど把握してて。 『あのシーンが泣けるんでしょ?』 『あの俳優が素敵なんでしょ?』 『あの演技がスゴいんでしょ?』 『あの台詞がいいんでしょ?』 と、観てないのに分かったつもりになって。 あげくにラストシーンは “みんなが選ぶベストXXX!!” みたいなテレビ番組でバッチリ見てたりして。 それで、なんだかもうビデオ店に行って手に取っても、 まぁ今日はいいやって、他のを借りて帰って、 結局そのままずうっと観ない。 そんなことないですか? 僕は、そんな感じで観ていない作品がたくさんあります。 数年前に初めてこの映画を観た時、 どうせ、ベタベタのラブストーリーなんだし別に観なくてもいいけど、 こんなふうに永く語り継がれてる映画ってのは、 いったいどれほどのもんなのかいっぺん見せてもらおうか。 と、あえて喧嘩腰になって、自分を鼓舞して、 イキオイをつけて、借りて観ました。 いやぁ、 すいません。 びっくりしました。 なんでもっと早く観なかったんだろう・・。 大好きです。 ホント何度観ても良いです。 この映画を観てからはマヨネーズを見るたびに、 フォーリー軍曹(ルイス・ゴセット・Jr)を思い出します。 でも、詳しい内容は今回に限って、上記の理由により、 あえて書きません。 ですが、これだけは知っていて欲しいです。 この映画を女性向けのラブロマンスと思っている方は誤解しています。 恋愛はもちろん重要な要素ですが、それだけの映画ではないです。 ただ女性の胸をときめかせるだけじゃなく、 実はこの映画は、男の胸をアツくさせる映画です。 そこのところ詳しく書きたくてたまりませんが、上記の理由により、 あえて書きません。 この作品は男女を問わず、 これから青春を迎える人も、只今青春真っ最中な人も、 そんなの遥か昔に通り過ぎた人も。 それぞれの世代で胸にくるもの、感じるものがあると僕は思います。 ここのところもグッと掘り下げて書きたくてたまりませんが、 あえて書きません。 原題は"AN OFFICER AND A GENTLEMAN" 直訳は“士官と紳士”になります、 僕は英語は全然話せませんが、 意訳するとおそらく“士官たるもの紳士たれ” と言った感じになるのかなと思いました。 しかし邦題の“愛と青春の旅立ち” 原題とは全く違います。 けれど、見終わった時、 “愛と青春の旅だち” まさにその通りだと素直に思いました。 他に考えられません。 このタイトルを付けられた方、素晴らしいです。 素晴らしき邦題です。 僕の場合は“愛のない青春の旅だち”でしたが、 本格的な旅立ちをしたのは、二十歳で上京した時です。 九歳の時とは違い、今度はそれなりに準備をして旅立ちました。 この旅立ちこそエピソード満載なんですが、 実はこの旅は三十一歳を迎えた今も続いています。 なので、 あえて書きません。 #
by cinefoot
| 2006-04-16 04:48
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